ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

ベルリン生活様式4

halloo2008-09-29

あるベルリンミュージシャンの一日。当時の親友ね。



昼 2時ごろ起床。
コーヒー&シガレッツ  少し時間が経ってから、チーズにパンを食べる。
レコードをかけながら、少し簡単なストレッチ&呼吸法。


2時間くらい経って外出。
音楽にかかわる人に会いに行き、仕事。
DJやライブの仕事が夜あるときは、準備をする。
何も無いときはもっぱら一人DJして音楽を聞いている。たまに絵を描いたり。曲の詩を考えたり。


夕食 
ピザスタンドでピザを食べる。


行きつけのバーへ行くか、友達の家へ遊びに行って泊まるか、家へ帰る。




夜家ではもっぱら、youtubeをみてのんびり。映画だったり、ミュージシャンのドキュメンタリーだったり。



音楽制作
後11、12時くらいから音楽制作 朝5、6時くらいまで。この時間は、かなり集中している。
さすがプロ。



のんびりベルリンで創作活動をしているアーティストはたくさんいる。
今日書いた人は、音楽だけでお金をもらって生活しているが、ドイツ人の”自称”アーティストの多くは失業保険をもらっていたりする。まあ普通の人も失業保険を何年ももらっているひともいるんだけどね。
大体月に500ユーロ国から支給。アーティストであると証明されると、優遇されて健康保険や
国民年金などが安くなる。



この辺がヨーロッパは、アーティストに対して優遇度が違いますね。企業もフェスなどにアートに協賛することは
当たり前。それがステイタスなんだから。ベルリンでは大きいアートフェスでも、入場料が安い。それはたくさんの企業が協賛したり、政府が資金を援助したり。

私が一度、ボランディアでお手伝いしたアートフェスでは、お客さんの入場料は、ほとんどアーティストの権利を守る著作権団体に払うだけで終わってしまうらしい。
客の前で演奏するとき、その演奏にも著作権が発生し、それを管理している会社にお金を払わなければならいらしい。ホールの大きさによって値段が変わるんだってさ。

まあ、そういう人はもっとトップクラスのアーティストになるんだけどね。


普通の私が今日書いたアーティストは、ライブとDJの出演料で 食べています。CDなど作品を作ってもそれが
お金になることはほとんど無いそうです。


う〜〜んホントアーティストの生活厳しい。

私は、レコードレーベルとレコードの製版をしている人の家に遊びに行った事がありますが、これが
マイナーレーベルとは思えないほどの超豪華な5階建ての一軒家の事務所兼自宅に住んでいましたよ。スタジオも付いている。

どっひゃ〜〜。こんな金がレーベルにやディストリビューターにあって、ミュージシャンには全く行き渡らないなんて・・・・。優遇されていても、厳しいものは厳しいよね。たぶん一番儲けているのはディストリビューターと思われる・・。


36361