あらら、たった１日で３００カウンターが周りました。かなり好評なのか？
この題名のせいで、検索に引っかかるだけなのだろうか？？よく解からない・・・。
ちょっと友達の話が続いたので、視点を広く今回は少し社会派になってみようかな。
ドイツにはトルコ人が２００万人も住んでいます。正確に言うと、そのトルコ人と言われている人々の３分の１がクルド人です。
何年かかるかわからないけど、トルコはヨーロッパユニオンに入るために準備をし、
ヨーロッパの中でもトルコをＥＵに入れるか議論はされている。
ベルリンのある区域は、ここはどこだ？と思うほど中東系の人々がたくさんいます。
トルコ人だけじゃなく、北アフリカのムスリム文化の人々もね。
クルド人とは 独自の文化を持っていながら、自国を持てずに、数カ国に分断された民族です。
１５００万人弱ほどがトルコに住んでいます。
トルコの東側にすんでいる人たちはほとんどがクルド人で、トルコからは弾圧が厳しく、クルド文化や言語が禁止され、クルド人として認められていません。迫害され、仕事なども限定され、厳しい生活を送っています。
独立運動も活発で、最近も、トルコ軍に弾圧され、たくさんの人々が死にました。いつものように馬鹿な米軍が介入したり余計に複雑にしているんだけどね。
中国のなかのチベットと同じ感じと言ったらわかりやすいかも。
そのクルド人がドイツには５０万人から８０万人ほど住んでいます。トルコで仕事を得るのが難しいから
ドイツに来たのですね。
もちろん、そうやってトルコで弾圧されてきた人々ですから、クルド人としてのアイデンティティはもちろん強い。
たとえば、インドに住むチベット人だってそうでしょ。
ベルリンに住んでいると、私にも見た目には、誰がクルド人で誰がトルコ人で、誰がチュニジア人かなんて良くわからないんだけど、ベルリンに住むこういった外国人たちは自分たちの文化を守りながら住んでいる。
かの有名なドイツのメーデーのとき（ベルリンはデモであふれかえるもう、パンクスがアグレッシブに警察隊と対決するの！おもしろいよ）
クロイツベルグ（中東系が多く住む区画）のデモの中心地の公園で、
何百人かの中東系らしき若い人々が踊っていた。
キャンプファイアーをするように、小指をつないで輪を作って、フォークダンスらしきものを踊っていたんだけど、アレは実はクルド人だったんだ。そのときはあ〜トルコ人が踊っているって思ったんだけど、
日本でＮＨＫのドキュメンタリーを見たら、それはクルド人特有の伝統的なクルドのダンスだったんだよ！
なんかそれを見たときすっごく感動したんだよね。こんなベルリンの混沌のデモのなか、伝統的な音楽に合わせて、伝統的なダンスを若者たちが本気で一緒になって踊っている。
ドイツ人は良い意味で相手を無視できる人々なので（よく言うと相手を尊重）、こういった状況をず〜〜と保ってきた。
中には、ドイツに２０年以上住みながら、全くドイツ語が話せないという人もたくさんいる。
だって、たとえば、ベルリンにトルコ人（クルド人含む）が１５万人ほどいるとしたら、（ちょっと数字はよく解からない確かこのくらいと聞いたことがある）
もう中都市なみの人数なんだよ。冗談でベルリンはトルコで５番目に大きい都市とかいわれたりする。
それでね、私はこのベルリンの中に、ムスリム文化があることがとても好きだった。
なんか、外国人としてホッとするんだよね。外国に住んでいたって、別に自分を変える必要は無いって感じで
自分は自分で居ていいって感じでね。
だって、生まれ持ったバックグラウンドって絶対変わらないよ。大阪人が東京で仕事をしていても自分は大阪人っておもっているでしょ。別にわざと東京人にならなくて良いでしょ。もし東京人ぶらなきゃいけなかったら、それはとても不自然になるそれと同じ。
ヨーロッパはヨーロッパユニオンとして拡大しているけれど、それぞれの地域の独自の文化を守っていこうと
いう姿勢がある。
まあトルコがＥＵに入るにあたっていろいろ問題はあるのだけど、もし入ったとしたら、ものすごく興味深い。
もしかしたら、クルド人だって今は弾圧されているけど、ＥＵに入ることで、文化が守られるようになる可能性もある。
ドイツで今、このドイツ語を話せない外国人（特にトルコ人）をどうにかしようと、ドイツに入国するトルコ人の制限やすでにドイツに居るトルコ人にドイツ語の教育などいろいろ今変化が在るんだけど、
彼らがドイツでも文化的にちゃんと守っていけるような形を取ってほしいと思う。
