ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

昔のベルリンの激安アパート

今年はヨーロッパ最大級の寒波に見舞われているみたいですね。

う〜〜ん大変です。私の友人たちは大丈夫なのかな。去年一昨年とけっこう暖冬で、あ〜〜地球温暖化
悪い面だけじゃ無いな〜〜なんて、ベルリンで思っていたんだけどね。そんなに甘くは無い。

いろんな学説があって、地球温暖化が進むと、偏西風や潮の流れが変り、ヨーロッパ全体が極寒地になる
可能性もある。

だって、北海道の一番北の網走でさえ、実はイタリアのミラノぐらいの緯度ですよ。まあ網走のほうは又
シベリアからの氷河がやって来るから、またそれが特に寒くするんだけど。

四国はモロッコカサブランカだし。



一番に記憶に残っているのは、一番最初にあの寒さを味わった時でしょうかね〜。


2001年の日中−15℃〜〜〜〜。痛〜〜〜〜〜い。北海道もそれぐらいになると聞くが、あの暗さ!

3週間は太陽見なかったし。

そのときのいかに寒かった日々を今日は書きます。



その年の冬は、アイリッシュの男ファーガルと恋愛関係になってたった1ヶ月程でね。
彼は帰国間際で、もうすでに自分のアパートは手放す手配をしていた。短い時間を惜しむかのように
濃い時間だった。

あたしがいるから、帰国を3週間ほど延ばしてくれてね。
ファーガルの友人の友人が自分の仕事場に使っているアパートを貸してくれたのさ。その最後の3週間ほど。


仕事場なんだけど、いちを小さいベットはあって、でもシャワーは無い、トイレは部屋には無くて
廊下の共同トイレ。ベルリンの安いアパートはトイレが共同ってたまにあるの。




そして、暖房器具がね〜〜旧東ドイツ地区でも一番性能の悪い、小さい石油ストーブみたいな形の石炭ストーブ。全然効かないのホント。このストーブは今まで2回ぐらいしかお目にかかったことのないチョーレアな駄目駄目ストーブ。


今このストーブが付いている家に住んでいる友達がいるのさ〜〜。夏に部屋を見たし、こんなストーブの事知らなかったんだって。ぅ〜〜かわいそう。


話は戻して、それで、同じアパートに住むファーガルの友人の家のシャワーを借りて、余りにも寒い日はその部屋で暖を取っていたんだ。
その友人は日中は仕事して、その間でもね、石炭の石ストーブの火はつけたまま。石のストーブは火を絶やすと部屋全体がめちゃくちゃ寒くなって、暖かくなるまでまた2時間くらいかかるから、火はつけたまま仕事に行くの。




ドイツの家は石で作られているからね。保温効果は抜群。その石のストーブ(普通の石ストーブは大きくて、縦2メートル弱くらい横70センチ奥行きは1メートル10くらいの大きい石の物体)
もかすかな火を絶やさなかったら、すごくやわらかい暖かさが続くの。石炭もね空気口をふさぐと8時間くらいはもつから。まあそのときはその人がクリスマス前かなんかで忙しくて、帰りが遅いから部屋は使っていいから、ついでに石炭入れておく係を任命されたのね。





ヨーロッパ人はね、普通に友達だと思ったら、自分がいないときでも人に自分の部屋やモノを使っていいよって気軽に言ってくれるのね。けっこう誰でも。合鍵とかけっこう気軽に渡してくれたり。
自分のテリトリーが日本人よりゆるいと思う。



そういえばこのファーガルも知り合ってからすぐ、あたしに合鍵を渡してきた。なんか感動してね。
そういうのって嬉しいよね。本当に信頼されているって感じでさ。
そのときはね、私は以前も何度か書いたことのある私のソウルメイトのお姉さんの家で居候させて
もらっていて、そんな話をしていたら、ここにもいつでも来て言いよって、感じだったんだ。



当時彼は23歳で、ベルリンで英語の教師をしていて、もうベルリンには1年半居て、またアイルランドにこんどは大学院行くために帰るって感じだったんだよ。今ではアイリッシュタイムズっていうアイルランドではトップの新聞社で働いているらしいんだけど・・・・。

彼は時間ができると何か文章や詩を書いていた。
彼の机の中には、膨大な書き貯めた紙の山。

続く・・・。



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この下の部屋は、上で書いた家じゃないんだけど、旧東地区の安アパート
トイレは階段にある。安いアパートは水周りがよくないのね。電気もすぐ飛ぶし。
コレは格安150ユーロ


部屋は広い 


奥にブロック石に白ペンキが塗ってある物体が見えるでしょうか。それがストーブ。


右奥にポータブルシャワーがあるキッチン

セントラルヒーティングだけど、安めの物件やっぱり水周り。トイレシャワーが貧弱
トイレの奥にシャワー室があります。


コレはいい物件。水周りバストイレが充実して、セントラルヒーティング