ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

エベレスト街道出会いの旅5


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このエベレスト街道にもあまり多くないが、チベット人に会うことが出来る。

シェルパ族と通じるものがあるのだが、もっと昔ながらの格好をしている。そして顔はもっと日本人顔。

チベット人って日本人にそっくりなんだよね〜。肌の色が違うだけ。去年ダラムサラに行ったとき、この人はヒッピー風の日本人なのか、現代風のチベット人なのかよく解からない人たちがたくさん居た。中国人よりも、韓国人よりも、モンゴル人よりも日本人に似ている。

写真で見たことあるよね〜。
チベット人はだいたい髪の毛は全く洗っている様子は無く、三編みをし、髪にアクセサリーをつけている。
顔もあまり洗っていそうな感じではない。まあこの厳しい気候ではそうしないほうがいいんだろうね。



誰かの話しだと、髪の毛を洗うのは何か正式な儀式のときだけらしい。

ここに来るチベット人ダラムサラに居たチベット人と雰囲気が全然違う。ダラムサラにいるチベット人は私には現代人に見える。

でもここに居るのは、本当にチベットから来ましたっていう雰囲気を持っている。
昔の映画の中から飛び出てきてしまった人のような。





写真を撮りたかったけど、カメラは壊れちゃったし、まず撮らせてくれない。

もちろんだが、片言の英語も通じない。それがいい!チベット人に会って
ものすご〜〜〜く感動した。

特に、この地域にいる人たちは、ヒマラヤのを超えてやってくるから
ラサとか都会の人じゃなくて山に住む人たちだと思う。本当にYOUTUBEとかで見る昔の映像の人
そのまんまなんだよ

あの例のゲストハウスでよく行商に来ていたけど、何か近寄らせてくれない雰囲気を持っていた。
なんかもっと近くに行きたいんだけど、けん制されている感じ?

後で調べてみると、2008年のチベット暴動の後、このナムチェまで中国当局の役人が政治犯を捕まえに
来たらしい。そっか〜。やっぱり警戒していたのね。

日本人か中国人か見た目じゃわからないモンね。




最後タンボチェからナムチェに降りて、ルクラに行く途中なんでもいいから、チベット人から買おうと思った。

だって、チベットに寄付することもあると思う。でもお金渡すんだったら直接渡したほうがいいじゃん。

ナムチェバザールには広場があっていつでも青空の下いろいろな生活用品が売っている。
私には全然必要ないものばかりで、ただの荷物になりそうな物ばかり。

せっかく何でもいいからチベット人から何か買おうと思ったけど、買える物は何も無い。

ハンドメイドのモノは無いかと聞いた。。

全く通じない。ハンドメイド、そんな物を売っている人になら誰でも通じそうな言葉が通じない。何とかしてジェスチャーで伝えようとする。が
ハンドメイドのジェスチャーって全然通じないの!!


これじゃラチがあかない、男の人が着けているネックレスやアクセを指差して、こういうのは無いのか?と聞いた。
そうしたら、じゃあコレを売るといって

指を刺したでかいトルコ石に、ただ紐を付けただけのネックレスをくれた。え〜〜本当?これって
肌身離さず付けていそうなものじゃん?本当に売っちゃっていいの???なんか意味があるんじゃないの?

マジでありがとう!
本物なのかな良くわからない〜〜〜けど偽物でも良いやと思って交渉した。だってホンマモンのチベット人にお金渡すんだったらウソでも良いやって思ったの。

電卓で値段を見せてくる。3000ルピー! 本物だったらかなり安い。。。。原石だとしてもかなり安い。
色も綺麗だし、コレならニセモノでもいい。


じゃあ2000ルピー! じゃあ2600 じゃあ2500 こんな感じで2500ルピー 約3000円でお買い上げ。


そんな風に交渉していると、周りのチベット人が集まってきた。私がさっきテントを回っていて
買うそぶりを全く見せていなかったから、近づいてこなかったんだけど、結構な数のチベット人に囲まれる。15人くらいか、だれも英語を話せないと思ったら、ひとり男の子が話せる。

何人かと聞いてくるので、日本人といったら、なにか周りがほっとしている感じだ。


話をしはじめると、すごく人懐っこい感じだ。なんだかほのぼのとする。
ここにいるチベット人
テントで生活している!何ヶ月もね!自分のうちから8日間かけて歩いてきたらしい。
ほお〜〜山の人が8日間かかるのか〜〜。それじゃあ相当な距離だね。大体山の人たちは私たちより山道を3倍以上早く歩ける。


チベット自治区からのヒマラヤ越えって中国共産党から今禁止されているんじゃなかったけ??めちゃくちゃ危ないんじゃない?よく解からないけど、とりあえず、ここに居る人たちはあと3週間ここにいて、家に帰るらしい。


早速結婚しているのかと聞かれた。だいたいインド・ネパールにいるとほぼ100%で聞かれる質問。


何人と結婚するのかと聞くからチベット人と結婚したいといったらみんな喜んでいた。




憧れのチベット人にこんな近くに居れて、なんか嬉しいな〜〜。でももう時間だ。早く山を降りないと
ルクラまで一日で降りたい。


タンボチェのチベット仏教のお寺といい、このチベット人たちとの少しの時間といい、本当にいい時間だった。あたしはチベット人のファンなんだなって再確認。

今度は、ふつうのチベットの田舎に住むチベット人とお話をしてみたいな〜〜。

いつも彼らのことを思うと、中国共産党のやっていることに腹ただしくなる。
うちのクラスにも中国人はいるけど、知らないんだよね、自分の政府が本当に何をしているか。
まあ政治的に突っ込んだことを話すのは良くないと思い、話さないのだが、この間宗教という語彙を勉強したときに、中国は宗教は基本的に禁止されているけど、今はどうなんですかと聞いてみた。
今では大丈夫だって言う。(漢民族にとってはそうなのか)


それで、そう皆信じるものは自由だよねって話をした。


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