ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

多種多様な人生経験のカタチ

最近書いていませんでしたね。この海外生活応援ネタ。


最近私はボランティア活動をしました。それは元彼氏ドイツ人が日本で半年ボランティア活動をしていたために、参加できたのです。そこで出会った人たちもそうですが、彼のその日本での生活を見てとても感銘を受けました。



もう、自分で別れを決めました。だって相手は適当な時になんとなく連絡を取ってくるだけ、寂しいよ〜〜〜って。


こっちのそんな適当なのに付き合ってたら寿命が縮まるわ!


なので今は友達です。


は〜〜〜〜ちゃんと仕事し始めて良かった〜〜〜。こういう時は仕事するに限る。



この元カレ、結構出来るんです。というか、本人ができるというよりも良い環境を見つけるのがめっちゃ得意。

やはり頭は良いんだね。DDRで特殊スポーツ訓練校に通って、チェスをトレーニングして旧東ドイツの全国大会を回っていました。


その元カレがしているのがボランティア活動、私と会う前から日本によく来てボランティアをしています。






長期の海外ボランティアこれはちょっと海外生活上級ですが、トライする価値がありますよ。
お金のやり取りなしの交流がやはり一番心が通じ合えるんだな〜って、私はそのとき痛感しました。
(決して、ボランティア受け入れを見つけるのに業者を使って何十万も無駄なお金を使わないでください。お金を払っていると、あなた自身がお客さんな気持ちになってしまう可能性があります。そして、もしそのボランティア先で、また新しいボランティアなどいろいろな人脈が見つかって移動する場合など、お金が無駄になりますよ。)

私は以前ボランティアもどき、有機農家のウーフと ベビーシッターのオーペアーをしていましたが、

オーペアーもウーフの受け入れ先も、もうすでに世界的に有名で、なにかビジネスのような形になっていましたので、私は完全に雇い雇われているといった関係でしたね。

私の友人はもちろんとても良い場所に出会ったと思うのですが、受け入れ先とボランティアという関係はとても
お互い心のギブアンドテイクをしているようでした。



自分の目指す道にあまり離れない程度に、ボランティア先を探すのが良いです。


まあ、この人は日本の老人ホームのボランティアから始まっていますから、別に自分の専攻でも無いのですが、日本学の範囲でしょうね。




話を戻して

日本である程度お金を稼いで持っていくんですからね、大丈夫。出来ますよ。
ボランティア先は、もちろんその団体だってお金があるわけではないですから、宿泊場所とか用意できない場合が多いと思います。紹介はしてくれるかもしれませんが、宿泊費も食費も自分もちです。

だからこそ、受け入れ先もあなたを大切にしてくれる可能性が大ですね。
やはり、海外生活は不安も多いですからね。精神的に大切にされて、受け入れてくれる場所があるって、
お金には変えられない重要なポイントだとと思いますよ。


ボランティアの受け入れ先ってどう見つけるのでしょうか、私は出国前から見つけられるんだったらそれが良いのだとおもいます。お金を貯めている間に。世界的なボランティア組織とかいろいろあると思います。でもそんな世界的な組織だけじゃなくて、本当にたくさんあると思うんですよ。ボランティアを受け入れる団体というのは。


あなたが大学生だったら、もしかしたら大学が知っている可能性もあります。大学は研究機関ですから、そういう
地域コミュニティーを研究している教授もいるかもしれませんね。


それから、日本の気になるNPOとかNGO法人をあたって、もしかしたらそこの人たちは、海外の団体と繋がっているかもしれない。ホームページなどでリンクを貼ってあったりね。
そういう場合は直接メールしてみるとか、やってみてもソンは無いかも。




それから、あなたが気になる外国の教育機関とか、もしかしたら、ボランティア受け入れをしているかもしれませんね。自分でオーガナイズするのはかなり上級でしょうが、100万円以上お金を貯めるんであれば、その間日本待機ですから、なにか探せて、準備できるかも。


教育機関でボランティアする場合、よくいるのは、警察からもらう無犯罪証明書です。

私の知り合いが、ベルリンにやってきて、人のツテから小学校のドイツ人日本語教師のサポートのボランティアを
見つけたとき、この無犯罪証明書が必要で、ドイツから手続きとなるととても面倒だと言っていました。



最初に話したドイツ人元カレのコレまでの経緯を話すと、

日本語をドイツで学んでいた彼は、日本に半年ほど行く計画を立てていました。そこで、普通の交換留学では、
外国人学生同士でつるむだけで、自分の日本語アップには物足りないと思っていたのです。半年はアッという間ですからね。

そして彼はある人から日本語の勉強に何が一番為になったかというヒントに、老人ホームでのボランティアすることを聞きました。

老人の日本語はとても聞き取るのに難しいし英語も全くわからない。
彼のすごいところは、パーティー三昧の楽しい交換留学を選ばずに、老人ホームでボランティアなんてしぶい選択を選び、見つけ、実行したことですね。

彼が言うには、ドイツ人男性は社会奉仕か軍隊に約1年全員行かねばならず、彼は社会奉仕で老人ホームで働いた経験があったから、なんの不安も無かったらしいです。



まず3ヶ月老人ホームで働きます。そうしたら、その老人ホームの人の紹介で
神戸のNPOコミュニティラジオセンターのボランティアを紹介してもらいました。そこで一ヶ月ボランティア
そして、残りの2ヶ月は日本中を旅行しました。この半年の渡航は自費です。でもこの老人ホームは宿泊も食事も斡旋してくれたのでそんなにお金は使わなかったと言います。彼が始めてのこの老人ホームの外国人ボランティアでした。


そして、また1年半後日本に行くことを考えたとき、奨学金を使い、この以前働いたコミュニティーラジオセンターで4ヶ月のボランティアをすることに決めました。
最終的には彼の仕事ぶりが認められ、後の2ヶ月は少ないですが有給でのお仕事になり、トータル半年の日本滞在となりました。

その間、日本語の向上はもとより、たくさんの人とのネットワーク、彼のキャリアのアップ、お金には返られない
それ以上のものを彼は得てドイツに帰りました。




とってもマイペースながらもきちんと仕事をする誠実な姿勢がとても買われたのだと思います。運やタイミングをきちんと掴んでいく姿には、ほんとうに感銘を受けました。


あ〜これか〜と思いましたね。


でも一つ、人生において人と違ったステップアップしている人たちは、皆さん独自で道を切り開いている。
そして、人脈というものをとても大切にしているということです。

あ〜私も勉強になったな〜。



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